「マイニング」って?
最近流行りの仮想通貨。
その代表例である「ビットコイン」は過去最高値をグングン更新していってます。
そして仮想通貨の流行とともに有名になったのが「マイニング」です
詳しくはこちらの記事に書いているのですが、
「マイニング」とは、仮想通貨の新規発行などの計算を手伝う代わりに、その対価が支払われる制度です
最近では仮想通貨の需要が特に高まっているので、それにつれてマイニングをする人口も増えてきています
ツールを使えば何もしなくていいので、自動でお金が稼げると話題になっているようです
ということです
仮想通貨はその名の通り実体を持たない通貨なので、仮想通貨を新しく作ったり仮想通貨での取引をしたりするときには全てネット上で行われます
その処理を仮想通貨を提供する側だけでやっていたら大規模なサーバーなどが必要になってきます。つまりコストがかかってしまうわけです
それならその処理を別の人にやらせてちょっと分け前を渡せば安上がりじゃん!というのが「マイニング」という仕組みの大まかな説明です
マイニングをする人たちは自分のパソコンなどで処理を肩代わりする報酬としてお金を稼いでいるのです
「マイニング」をやれば誰でも稼げる?
じゃあ自分もそのマイニングとやらをパソコンでやってお金を稼ぎたい!と思う人もいることでしょう

確かにマイニングは不労所得ですし、それで生計を立てられるのなら、そこまではいかなくてもおこづかいの足しになるのなら、とても魅力的な仕組みです
しかし世の中はそう都合良く出来てはいません
そこで今回はマイニングが誰でも稼げるということではない理由を説明していきたいと思います
「マイニング」が稼げない理由
その1:敷居が高い
まずマイニングはパソコンで処理をすることと説明しました
ですがこれはマイニングをするのに十分なスペックを持ったパソコンではないといけません
中途半端なスペックではおこづかいどころか、2,30円を稼ぐのが関の山です
じゃあ高ければ良いのだろうと市販のいい値段するゲーミングPCなんかを用意してもダメです
パソコンのパーツを知っている人であればわかると思うのですが、このマイニングにはグラフィックボード(グラボ)というパーツが主に重要になってきます

しかもゲーミングPCによく搭載してあるGeForceのグラボよりもRadeonというメーカーのグラボの方がマイニングには向いているとされています
さらにこのパーツは普通PCに一つ、多くても二つ搭載されているのが一般的ですが、マイニングにはこれを複数枚使用することが多いです
マイニングでガッツリ稼いでいる人なんかは同じグラボを何十枚も揃えています
そしてこのグラボ、一枚で数万円~十万円ほどの値段で売られています
それを複数枚用意しなければならないので、マイニングで稼げるだけの金額を手に入れるには結構な額の初期投資が必要になってくるのです
その2:電気代がかかる
そして処理をするならパソコンをずっと起動していなくてはなりません
ここで電気代がかかってきます
前述の通り、マイニングPCは高スペックでなければいけない。つまり、それだけ電力を消費するということでもあります
中途半端なマイニング環境では、『月々の電気代>マイニングで稼げる金額』という状態が出来上がってしまいます
マイニングで稼ぐどころか、お金を失ってしまう状況になりかねないのです
その3:知識が必須
マイニングについてはざっくりと説明をしましたが、説明した以外でも色々と考えなければいけないことがあります
考えなしにとりあえず機材揃えていざやろうとしても、効率良く稼ぐ方法が分からず挫折してしまう……なんてことにもなりかねません
PCショップなどでは「マイニング講座」「マイニング説明会」と題してイベントをやっていますが、そこに行ったところですぐにマイニングが出来る様になるわけではありません
ちょっと悪口になってしまいますが、あんなのはショップの売上のための巧妙な罠です
マイニングで稼げるようになるためには、根気強くマイニングについて自分で調べていく必要があります
まとめ
要するに、楽して稼ごうっていう気持ちでマイニングを始めるのは絶対にオススメしません
マイニングは海外でも流行っているのですが、電気代の安い国で財力に物を言わせてやっているという実態もあります(どこの国とは言いませんが)
そんな中に素人が裸一貫で突っ込むのは無謀ですよね
逆にマイニングで稼ぐなんてどうでもいいからちょっとやってみたいかもって方や、入念に下調べをした上で機材投資も出来るって方はやってみるのも良いかもしれません
手軽に稼ぎたい!という方にはむしろ仮想通貨自体を購入することをオススメします
仮想通貨のチャートを見れば最近の価値の高騰が分かることでしょう
仮想通貨は値動きが激しいですが、少しずつ価値をあげていってます
仮想通貨の資産運用については以下の記事で書いています